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ソフトウェア開発平成14年問43

問 題

 デュプレックスシステムに関する記述として、適切なものはどれか。


 ア 2系列のコンピュータシステムをもち、正常時は一方をオンラ
  インシステムで用い、他方は待機系としてバッチ処理や開発作業
  などで用いる。

 イ デュアルシステムよりも信頼性は高いが高価である。

 ウ ハードウェアを二重にもち、同じデータを二つの処理システム
  で並列的に処理し、その結果を一定時間ごとに照合する。

 エ 二つのCPUが主記憶装置や外部記憶装置を共用して、一つのOSの
  もとで動く。処理は各CPUが並列に行い、負荷が分散されるように
  制御する。

解 説

難易度 ★★
解答

 ア 2系列のコンピュータシステムをもち、正常時は一方をオンラ
  インシステムで用い、他方は待機系としてバッチ処理や開発作業
  などで用いる。


長 池「今回の問題は、システムの多重化に関する問題だよ。

    用語の説明を選択肢から選ぶ形式の問題だね。
    こういう出題形式の場合、用語の意味を知っている人は
    すぐに解答を求めることができるんだけど、
    知らない人は消去法で解答することになるね。」

ユウト「やはり、用語を覚えておくことは必要なのでしょうか?」

長 池「そうだね。
    ある程度のコンピュータ用語は知っておく必要があるね。
    今だって、業務に関する用語を知らないと仕事にならないだろ。」

ユウト「確かにそうですね。」

長 池「どういう用語が問われるかは、過去問題の傾向を押さえておくと
    ある程度対策できるんだ。

    このシステムの多重化に関する用語は頻出用語だから、
    しっかり理解しておこうね。」

ユウト「はい。分かりました。よろしくお願います。」

長 池「ここではデュプレックスシステムという用語を知っているかどうかが
    ポイントだね。」

ユウト「はい。お手上げです。」

長 池「昨今のコンピュータシステムは、信頼性の向上を求められているんだ。
    可用性にも関わってくるので、情報セキュリティアドミニストレータ
    試験の午前問題でも出題されるだろうね。」

ユウト「なるほど。」

長 池「ちょっと話しがそれてしまったけど、
    常に稼働していないと困るシステムってあるよね?」

ユウト「はい。」

長 池「たとえば、どのようなシステムがあるかな?」

ユウト「そうですね。
    銀行のオンライン取引や証券システム、
    医療関係システムなどは信頼性が求められると思います。」

長 池「そうだね。
    システムがストップしたりしたら、社会問題になるよね。

    システム障害の発生確率を抑えるために、多重化を図るんだね。
    多重化、つまり冗長性を持たせたコンピュータのことを
    フォールトトレラントっていうよ。」

ユウト「フォールトトレラントですね。」

長 池「それじゃ、今日の問題の用語を説明するよ。

    デュプレックスシステムとは、英語で二重化という意味で、
    システムを複数用意しておいて、通常は1つだけ稼働させておく方式
    なんだ。
    残りのシステムは待機させておいて、メインシステムがダウンした
    ときに、待機させておいたシステムに切り替えて運用するという方式
    だよ。」

ユウト「なるほど。
    このようなシステム構成にしておけば、万が一のときにも
    安心ですね。でも、システム切り替え時に使用できない時間帯が
    出てしまうんじゃないですか?」

長 池「良いところに気が付いたね。
    デュプレックスシステムには、コールドスタンバイとホットスタンバイ
    という方式があって、コールドスタンバイの場合は、待機している
    システムは電源がオフになっているので、切り替え時にタイムラグが
    発生してしまうね。
    一方、ホットスタンバイ方式の場合は、待機系の電源は常に入った
    状態なので、切り替えを瞬時に行うことができるよ。」

ユウト「分かりました。ありがとうございます。」

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