ソフトウェア開発平成17年春期問57
問 題
10Mビット/秒のLANを使用し、1件のレコード長が1,000バイトの電文を1,000件連続して伝送するとき、伝送時間は何秒か。ここで、LANの伝送効率
は40%とする。
ア 2
イ 8
ウ 16
エ 20
解 説
難易度 ★解答
ア 2
長 池「今回もネットワークに関する問題をやってみよう。
ソフトウェア開発技術者試験に出題された問題なんだけど、
今後、基本情報や初級シスアドでも出題されるだろうね。」
ユウト「伝送時間の問題ですよね。
先日、家で問題集を解いていたら、似たような問題が出てきました。
もうバッチリですよ。」
長 池「おぉ。すごい自信だね。
早速解いてもらおうと言いたいところだが、その前に。
この問題、基本情報や初級シスアドにも出題されるだろうなって
思ったのはなんでだと思う?」
ユウト「比較的難易度が低いからですか?」
長 池「まぁ、そういうこともあるんだけどね、
実は、この問題コンピュータ科学基礎の出題分野の知識も
必要としているからなんだ。」
ユウト「あぁ。言われてみるとそうですね。」
長 池「この問題で、ネットワーク分野とコンピュータ科学基礎の分野を
カバーできるから、出題者側からするとおいしい問題なんだよね。」
ユウト「なるほど。」
長 池「それじゃ、ここでちょっとウォーミングアップをしてみようか。
1バイトは何ビットかな?」
ユウト「8ビットです。」
長 池「おお、すぐに出てきたね。
じゃ、1M(メガ)は10の何乗かな?」
ユウト「10の6乗ですね。
1に0が6個付きます。」
長 池「正解!
キロ、メガ、ギガ、テラの単位も押さえておいてね。」
ユウト「はい。」
長 池「ウォーミングアップ終了。
それじゃ、ユウト自信たっぷりなんで、
この問題解いてもらおうかな。」
ユウト「はい。
この問題のポイントをはじめに明確にしておきます。
・レコード長の単位を統一すること
・LANの伝送効率を考慮すること
です。」
長 池「いいねぇ。」
ユウト「まず、全体の伝送量を求めます。
1件1,000バイトの電文を1,000件伝送しますので、
1,000×1,000で全体の伝送量は、1,000,000バイトです。
次に、LANの伝送効率を考慮した伝送速度を求めます。
10Mビット/秒に対して伝送効率は40%なので、
4Mビット/秒になります。」
長 池「その調子で一気にできるかな。」
ユウト「次にレコード長の単位を統一します。
ここでは全体の伝送量をビットに変換します。
1バイトは8ビットですので、8倍します。
8,000,000ビットになります。
全体の伝送量を伝送速度で割れば、伝送に必要な時間
が求めることができますので、
8,000,000ビット÷4Mビット/秒
1Mは1,000,000ですので、
伝送時間は2秒ということになり、正解はアです。」
長 池「おお良く分かったね。正解だよ。
ところで、はじめにポイントを明確にするやり方
自分で考えたのかな?」
ユウト「はい。実は、問題集を解いていたときに、
レコード長の単位を統一するのを忘れてしまったために、
間違えてしまったんです。」
長 池「あぁ。よくある間違いだね。」
ユウト「だから、忘れないように、はじめにポイントを
明確にしました。」
長 池「いい心掛けだね。
本番試験では、あせってしまうので、そういう風に
日頃から気に掛けているといいね。」